2022年の作品は、1617年創業の京都「亀屋清永」のお菓子、”清浄歓喜団”と”餢飳”です。
遣唐使によって伝えられたもので、いまでも神饌として手作りしている神社のある由緒正しいお菓子です。
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白檀、桂皮など7種類の香料を練り込んだ皮に小豆餡を包んでじっくり揚げた、もとは高貴な方々のみ口にできたお菓子ですが、なんとも不思議な香りといい、八葉の蓮華と金袋を表した形といい、とてもありがたいお菓子なのであります。
こちらは香料のない粒餡を包んだもの。
どちらも、がりっと揚げた硬い皮を表現するのに、ワイヤーを編み込んでみました。裏面に箸を刺した穴がありまして、作品でもその辺りのこだわりを感じていただけると嬉しいです。
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