15年も前の作品より「きんつば」。まるで食べかけのような手で割った雰囲気を出すために、ずいぶん試行錯誤しました。
お手本は金沢「中田屋」。わが家では、デパ地下で購入するお菓子のなかでもかなりのリピート率です。
ところで、いまでこそ四角い形が主流のきんつばですが、その始まりは京都で刀の鍔(つば)に似せた丸い形の餡入り焼き餅で「銀つば」というお菓子でした。やがて江戸に伝わり、いろいろな変遷があって、現在のような寒天で固めた四角い餡に水で溶いた小麦粉生地をつけて焼く製法となり、「銀」から「金」となっていったそうです。
そしてとうとう先月訪れた富山・氷見で見つけました、丸いきんつば! 「きんつば本舗 次郎平」のきんつばは、餡を寒天で固めず、いかにも刀の鍔のような形でした。
まだまだ知らないお菓子がたくさんあるんだな〜。
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