旧暦8月15日、中秋の名月は里芋をお供えしていたことから「芋名月」ともいわれます。
月見団子といえば、15個の白いお団子をピラミッド型に盛ったものを思い浮かべるのですが、地方やお店によってお団子の色や形、並べ方もさまざま。
京都では里芋を模った月見団子が多いそうで、お団子も楕円形だったり円錐のように先を尖らせたり、そのお団子の端をのぞかせながら餡をかぶせたり包んだり。小芋の”衣被(きぬかつぎ)”に見立てているとか、月に雲がかかる様子をあらわしているとか、どの表現も解釈も風流で、つい編んでみたくなりました。
本当は15年ぶりに月見団子の新作を! と編み始めていたのですが、15個編むには糸も時間も足りないことに気づきまして、十五夜には間に合いませんでした。来月の十三夜までには完成させます、きっと。
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